2025年/年頭挨拶 ー代表取締役 高木誠司ー
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
毎年、社内外向けに「抱負」を書いています。
今年も継続して発信します。
2024年の振り返り
昨年は大きなトラブルもなく、上半期は予算を達成できました。
一方で、下半期かつ通年では予算未達となりました。
そういう意味で、100点満点中30点くらいの出来の年だったと振り返っています。
2024年、最も大きな出来事は、3月末のメディア・データフィード事業の売却、でした。
事業とともに、一緒に働いてきたメンバーとも別れ別れになりました。
今でもときどき、そのメンバーたちと一緒に仕事している夢を見たりします。
メタップスワンは、4月から、広告代理事業がメインの会社となりました。
2024年は、インターネット広告市場の伸びも鈍化し、成熟市場になりつつあると言われています。
実際、劇的な出来事はなかったかもしれません。
しかし、ミクロな現場や市場では、トレンドや方法論は常に変化しています。
特にSNS媒体の変化は激しいです。
率直に言えば、当社は、この変化に適応できたとは言い難いです。
予算達成未達成云々よりも、それが一番の反省点かもしれません。
当社の価値は、突き詰めると、お客様から預けていただいた広告予算をプラスにしてお返しする「運用ビジネス」だと思っています。
金融のアセットマネジメントと似ています。
インターネット広告を出しているすべてのお客様に対して、常にパフォーマンスアップ、パフォーマンスベターとなるようなサービス価値を提供できないならば、存在価値がありません。
さらに、広告運用のパフォーマンス力において他社よりも勝り続ける必要があります。
正直にいえば、その点で結果を出せたり、出せなかったりしました。
なぜ結果を出せなかったか?
一時期、集中して考えました。
様々な経営者の方にも相談しました。
出てきた結論はいくつかありますが、1つだけ挙げると、働き方の改革が必要だと断じました。
競争力の鍵はメンバーの信頼感に基づいたスピードのあるPDCAだと思います。
そのために必要なことは対面コミュニケーションだな、と。
若いメンバーは特にそうですが、誰しもが「ちょっといいですか」と声をかけてさくっと解決できる環境づくりが大事だな、と。
制作や開発メンバーとかは別だとしても、営業や運用といったメンバーは、もっと顔をあわせて話し合ったほうが仕事が早くなるという実感があります。
昨年11月まで、当社はフルリモートOKな会社でした。
週何日も出社するメンバーもいれば月0回のメンバーも。
下手すると、顔合わせしたのは年に2回の全社会のみ、なんてことも。
そこで、12月から東京圏メンバーは週2日はオフィス出社、という働き方に変えました。
ネガティブな声ももちろんありましたが、ポジティブな声も想定以上にありました。
出社すると生活のリズムも出てきますしね。
歩くことで健康にもなりますしね。
さくっとランチして愚痴をこぼしたりプライベートな話をしたり。
「そういえば」的な、緊急度は低いが重要度が高い話をする機会が増えた気がします。
週2日が良いかどうかは、現時点では検証中です。
もっともオフィスの混雑等も加味しなければなりませんし、曜日の固定化などが課題に上がっています。
オフィスに来たはいいが、誰もいなくて話さなかった、なんてことでは通勤時間分だけ効率が下がる結果になりかねません。
当社では、四半期に一度、コミュニケーション補助のためにチームランチの費用を手当をしています。
2025年からは、実験として3ヶ月間、頻度を毎月にしてみることにしました。
実態にあわせて、働き方を改善し続けます。
2025年の抱負
お客様に対してパフォーマンスアップで貢献できるために必要なことにフォーカスして意思決定し、実行を徹底します。
プロフェッショナルとして期待以上の成果を出します。
新しいチャレンジもしたいですね。
AI活用が1つの方向性です。
そして、エンジョイしたいです。
仕事もそうですが、人生をエンジョイできる会社にしたいです。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。