Criteo Webマーケティング データフィード
2023年6月14日

[2023年版]Criteoの”エンジン”何を選べばいいの?

Criteoの配信設定で重要になる"エンジン"ですが、なんとなくで選んでいませんか?今回は複数ある"エンジン"についてわかりやすく解説していきたいと思います。

Criteoの"エンジン"とは?

CriteoのエンジンはクリックやCPA、ROASなどサイトやキャンペーンごとの目標にあわせて配信を最適化してくれる、配信の核となる設定の一つです。大きく分けて「手動エンジン」「自動エンジン」「Budgetエンジン」「Videoエンジン」があり、全部で9種類のエンジンがあります。
それぞれがどのような目標設定をもつエンジンなのか、導入要件とともに詳しく紹介していきます。

手動エンジン

CPCを手動でコントロール可能な手動エンジンは全部で3種類あります。CPAやROASの目標値はあるものの、カテゴリ別にCPCを手動で設定したい場合などはこちらのエンジンがおすすめです。

①COエンジン

■エンジン:【CVR最適化】CVしやすいユーザーを予測する最適化エンジン
■目標:CPA(CPO)
■導入要件:なし

②ROエンジン

■エンジン:【ROAS最適化】購入単価の高いユーザーを予測する最適化エンジン
■目標:ROAS(COS)
■導入要件:COエンジンで7日間配信、過去21日間デイリー平均4件CV数必要

③VISITOエンジン

■エンジン:【VISITO最適化】LP遷移率を加味したクリック最適化エンジン
■目標:クリック(訪問)
■導入要件:なし

自動エンジン

目標のROAS(COS)やCPA(CPO)を設定することで、自動で入札調整を行ってくれる最適化エンジンです。CPCの上限等がなく、できる限り目標値にコミットしたい場合におすすめです。

④ACOエンジン

■エンジン:【目標CPO自動最適化】CPO Targetをインプットし自動で目標最適化(CPC自動調整)
■目標:CPA(CPO)
■導入要件:COエンジンもしくはAROエンジン※で7日間配信、過去21日間デイリー平均3件CV数必要

⑤AROエンジン

■エンジン:【目標ROAS自動最適化】COS Targetをインプットし自動で目標最適化(CPC自動調整)
■目標:ROAS(COS)
■導入要件:ROエンジンもしくはACOエンジン※で7日間配信、過去21日間デイリー平均3件CV数必要

※AROエンジン⇔ACOエンジンの切り替えは可能ですが、最適化のため一度手動エンジンに戻すのを推奨

Budgetエンジン

予算消化を目標に最適化してくれるエンジンです。CPAやROASの目標はあるものの、予算消化を優先したい場合におすすめのエンジンです。

⑥BVOエンジン

■エンジン:【目標Budget消化最適化】目標Budgetの内Visit最大化
■目標:予算消化/クリック(訪問)
■導入要件:なし

⑦BCOエンジン

■エンジン:【目標Budget消化最適化】目標Budgetの内CV最大化
■目標:予算消化/CPA(CPO)
■導入要件:他エンジンで7日間配信、過去21日間デイリー平均1件CV数必要

⑧BROエンジン

■エンジン:【目標Budget消化最適化】目標Budgetの内ROAS最大化
■目標:予算消化/ROAS(COS)
■導入要件:他エンジンで7日間配信、過去21日間デイリー平均1件CV数必要

Videoエンジン

Video配信の際に利用可能なエンジンです。上記で紹介した⑥BVOエンジンと⑦BCOエンジンもVideo配信に利用可能です。

⑨VAOエンジン

■エンジン:【視聴完了率最適化】視聴完了率最大化(CPM自動調整)
■目標:視聴完了
■導入要件:なし

目的別エンジン一覧表

 

手動から自動エンジンへの切り替えフロー

エンジンによってはCOエンジンで7日以上の配信実績が必要です。まずはCOエンジンで実績をためて要件を満たした上で希望のエンジンに切り替えましょう。

さいごに

Criteoはオーディエンスとエンジンの組み合わせによって、配信の目的やその効果が変わってきます。実績を見ながらキャンペーンによって色々なエンジンを試してみるといいですね。

メタップスワンではCriteoの認定代理店として10年以上運用を行っており、フィードベンダーとしてもパートナーに選ばれています。
運用やデータフィードでお困りの場合はお気軽にお問い合わせください。

[2023年版]Criteoの新規獲得向け配信オーディエンス総まとめ

Criteoの認定代理店制度「Criteo Certified Agency」において、2023年も「Bronze」を獲得、さらにデータフィードベンダーとして「Criteo Tech Partner」に認定されました

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